柴犬の子犬を選ぶ際に良い柴犬を見分けるポイント

小さくて、コロコロしている柴犬の子犬。成犬になってからの凛とした印象とは一風違って、どこか動きに滑稽さすら感じてかわいいですよね。柴犬の子犬を家族に迎え入れたら、その後10~15年程の長い期間、家族として一緒に暮らしていくことになります。長く楽しく暮らすパートナーとなる柴犬を選ぶときには、健康状態や性格などをしっかりと自分で確認して選んであげることが大切です。そこで今回は、柴犬の子犬を選ぶ時のポイントを紹介します。

1.柴犬の子犬の選び方

柴犬の子犬はどういった点に注意して選ぶと良いのでしょうか。ショーや展覧会に出場したいわけではなく、共に生活するパートナーとしての柴犬を探しているのであれば、まずは健康状態と社会性や性格をチェックした上で、好みの見た目の子犬を選ぶと良いでしょう。ここではまず、健康状態や社会性のチェックのポイントを紹介します。また、後半で日本犬保存会が定める柴犬のスタンダードの一部を紹介します。スタンダードは成犬の時のものであり、子犬のときの容姿に全て当てはめることはできませんが、母犬を見るときに参考にしてみてもよいでしょう。

健康状態

体の各部位に何らかの病気のサインが隠れていないか、チェックしましょう。中には、外耳炎などのように、引き渡し前に治療することで対応してもらえるものもあります。

  • 1.
    目やにや涙の量が多すぎないか?
    常にぼんやりしていたり、頻繁に物にぶつかったりしないか?
  • 2.
    歯ぐきや舌の色はきれいなピンク色をしているか?
    よだれが多過ぎることはないか?
    極端な噛み合わせの異常がないか?
  • 3.
    耳の中がひどく臭ったり、汚れていたりしないか?
  • 4.被毛
    被毛に健康的なつややコシがあるか?
    容易に脱毛してしまわないか?
  • 5.皮膚
    背中の毛を掻き分けてみたときに、地肌がピンク色になっていたり、ふけや脱毛が多かったりしないか?
    外傷はないか?
  • 6.肛門
    肛門周囲が汚れていないか?ただれていないか?
  • 7.四肢
    触った時に痛がらないか?
  • 8.歩様や活動性
    歩く時に、足をひきずったり、スキップしたり、腰が上下左右にふらついたりしないか?
    他の子犬と比べて極端に反応が鈍かったり、いつもぼんやりしていたりしないか?
  • 9.体格
    極端に華奢だったり、周りの子犬と比べて明らかに発育が遅かったりしないか?

性格や社会性

人が手を出したり、声をかけたりすると喜んで寄って来るような子犬は人懐っこく、好奇心旺盛な明るい子犬でしょう。反対に、怯えて後ずさりしたり、目をそらしたりする場合、怖がりな性格であるか、まだ十分に社会性が身についていない可能性があります。子犬のうちに、母犬や兄弟犬とたくさん遊ばせたり、色々な人に出会ったりといった経験をさせることで社会性が身につき、社交的な柴犬になる可能性もあります。ただし、抱いたり触ろうとしたりした時に、あまりにも異常に興奮して噛み付こうとしたりする場合には、何らかの健康上のトラブルをかかえている可能性もあります。
一度子犬の様子を見ただけでは、よくわからないこともありますので、何度か時間をおいて子犬の性格や社会性を観察することをおすすめします。

日本犬保存会が定める柴犬のスタンダード(一部)

柴犬のスタンダードの一部を紹介します。母犬を見るときの参考にしてみてください。ただ、一緒に暮らすパートナーとしての柴犬であれば、あまりスタンダードにこだわりすぎずに、健康面や社会性を重視した上で、好みの見た目の子犬、相性の良さそうな子犬を選んでもよいでしょう。

  • 1.一般外貌
    小型でよく均整がとれており、骨格がしっかりとして、筋肉がよく発達している
  • 2.
    頭部にあった大きさで、やや前傾してぴんと立っている
  • 3.
    やや三角形で、目尻が少しつりあがった力のある奥目、虹彩の色は濃褐色
  • 4.
    直線的な鼻筋で、鼻鏡は黒色
  • 5.
    口唇にゆるみがなく、一直線で引き締まる
  • 6.四肢
    前肢は、体幅と同じ幅で着地する
    大腿部がよく発達していて、腰と同じ幅で着地する
  • 7.背部
    背部から尾の付け根までが直線的で、歩いても腰が上下や左右にぶれることはない
  • 8.
    適度な太さで力強く、長さは先端がかかとのあたりまで
  • 9.被毛
    表毛は硬く、直毛で冴えた色調、下毛は綿毛
    赤、黒褐色、胡麻、黒胡麻、赤胡麻があり、全て裏白
  • 10.体高
    オス:39.5cm±1.5cm、メス:36.5cm±1.5cm

健康状態や社会性、性格などをチェックしたら、難しく考えずにあなた好みの子犬を選んでくださいね。ペットとしての柴犬であれば、容姿のスタンダードにこだわりすぎなくても良いでしょう。また、母犬や父犬の健康状態も、柴犬の子犬選びの大切なポイントになります。忘れずにチェックしてください。ずっと仲良く生活していくパートナーとなる柴犬の子犬選びの参考にしてください。