ヨークシャテリアの犬種図鑑

1.ヨークシャテリアの歴史

ヨークシャテリアは、19世紀中頃にイギリスのヨークシャー地方の工業地帯の工員の家屋を荒らすネズミを駆除する為にスカイ・テリアやマルチーズ、ダンディ・ディモント・テリアなど様々な犬種を綿密な計画の元に交配されて作出されました。
様々な犬種が作出計画に加わっていた為に、ヨークシャテリアが作出された当時は現在よりも大きい犬種だったといわれています。ヨークシャテリアが現在のような大きさや容姿になったのは1900年代に入ってからといわれています。

2.ヨークシャテリアの特徴

ヨークシャテリアはヨーキーとも呼ばれる超小型犬で、そのヨークシャテリアの最大の特徴は子犬の頃から約7回毛色が変わる事とその美しい毛質です。元々はロングコートですが、今ではショートカットなど様々なカットがあるまるで人形の様な犬種です。
そんな可愛らしい外貌とは裏腹にエネルギッシュな性格もヨークシャテリアの特徴の1つであり、人気の理由です。

3.ヨークシャテリアの毛色

ヨークシャテリアの子犬の頃は全身のほとんどがブラックの毛色で覆われています。
3~4か月頃になると少しずつタンの毛色が増えていき、ブラックの毛色がグレーやシルバー、ゴールドなどに変化して、最終的には1~2歳頃までにヨークシャテリアの特徴でもあるダーク・スチール・ブルーとタンの2色になります。

4.ヨークシャテリアの性格

イギリスの貴婦人に愛された動く宝石と称されるほど美しい被毛を持つエレガントな外貌を持つヨークシャテリアですが、その容姿からは想像ができないほど飼い主や家族に対して忠実で冒険する事が大好きなエネルギッシュな犬種です。
ヨークシャテリアは好奇心旺盛で、パワフルな性格で家の中を走り回ります。小型犬ですが、ヨークシャテリアもれっきとしてテリア犬種なので、他の愛玩犬とは少し違います。
大胆で頑固な性格で、見知らぬ人や犬に対しては攻撃的になる事がありますが、基本的には人の事が大好きで人と関りあう事を好む性格なので、飼育し易い犬種です。

5.ヨークシャテリアの飼い方

ヨークシャテリアは体高が23cmで、体重が2.5~3.5kgの超小型犬です。
屋外飼育には向かないため、できるだけ室内で飼育します。また、ヨークシャテリアは寒さに弱い為に室内の温度調節はまめに行う必要があります。

6.ヨークシャテリアの気をつけたい病気

ヨークシャテリアの気をつけたい病気には、膝蓋骨脱臼・水頭症・僧帽弁閉鎖不全症などがあります。犬の膝蓋骨脱臼は、後肢の膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から逸脱した状態の事です。
水頭症は脳室内に脳脊髄液が異常に溜まり、脳室の拡張が生じることで様々な神経症状がおこる病気です。更に、僧帽弁閉鎖不全症はあらゆる犬種に発症する可能性のある後天性の心臓病で、左心房と左心室の間に位置する僧帽弁が変性して生じる病気です。ヨークシャテリアが肢を引きずる、ふらついたり、けいれん発作が起きたりする、よく咳をするような場合は、動物病院に連れて行きましょう。

7.ヨークシャテリアを育てるブリーダーの努力

ヨークシャテリアはイギリスの貴婦人に愛されてきたラップドッグで、元々は体重が10kgほどあった小型犬でしたが、ブリーダーによって美しい被毛の維持と小型化が行われてきました。犬種の作出時期が未だ浅い為に、まだまだ血統の安定がされていないので、超小型犬に分類されながら未だに7kgほどの個体が生まれています。