犬を2匹以上飼うことを『多頭飼い』と言います。犬との暮らしは楽しいもの。もっと家族を増やしたいなと考える人もいるのではないでしょうか。ここでは多頭飼いのメリット・デメリットについて考えてみようと思います。
しつけが楽?
『多頭飼い』って聞くとなんだか大変なイメージがありますが、かえって楽になる部分もあるようです。例えば、しつけがいい例です。先住犬と子犬の扱いを適切にしていれば、しつけの多くは先住犬が教えてくれるのです。子犬は親犬や先住犬のまねをします。人間が繰り返ししつけをするよりもずっと早く習得するケースが多く見受けられます。また、度々言及している上下関係についても犬社会の上下関係として覚えてくれます。もちろん、先住犬に嫌な思いをさせずに子犬を飼わないと双方にとってのストレスに通じる上に、教えなくてもいいことも教えてしまうケースもあります。例えば、悪さや1匹が吠えたらみんなが吠えるなどがあります。また、お留守番の際も多頭飼いなら不安や寂しさは幾分か軽減されるようです。
多頭飼い出来る環境にあるのか?
『楽しいから』『にぎやかになるから』といっても、家族が増える分だけ食費・医療費・トリミング代などの飼育費負担・スペース・飼育時間も増えます。もちろん増えたことによって楽になる部分もありますが良く考えた上での決断をおすすめします。無理をすることは犬へのストレスを増やすことにもつながります。工夫の余地がある点と言えば、トイプードル、チワワ、柴犬、ポメラニアン、ブルドッグ、パグ、コーギー、パピヨン、ヨークシャーテリア、ミニチュアダックスフンドなど犬種によってトリミング代金などが変わります。飼育頭数を増やす前にどの犬種であれば可能なのか、長期的に考えて負担にならないか良く考えて下さいね。
避難時を考える
実は子犬を飼うときにはあまり考えないことかもしれませんが、震災などの非常時にどう避難させるかということは重要になります。多頭飼いをする場合、避難対策を事前に計画しておかないといざといった時に様々な問題と直面することになってしまいます。