バーニーズマウンテンドッグの性格・飼い方・病気や寿命

2282view
Pocket
LINEで送る

大型犬の代表犬種ともいえるバーニーズマウンテンドッグ。体重は大きくて50kg以上になる場合もあるため、お世話するもの大変かもしれません。しかし、意外にもバーニーズマウンテンドッグはそこはかとない愛情と包み込むような優しさで、家庭犬としては最適とまでいわれている犬種なのです。

バーニーズマウンテンドッグの古い歴史

バーニーズマウンテンドッグ 飼い方

バーニーズマウンテンドッグの起源についてはいくつかの諸説があります。一番良く知れ渡っているものとして、古くは2000年以上前。その当時、古代ローマ軍が軍用犬としてスイスに連れてきたマスティフという大型の犬種と、スイスはベルン地方の山間部において乳製品などの重いものを運び出すため、荷引き犬として活躍していた牧畜犬を交配してできた犬がいました。その犬を起源として、バーニーズマウンテンドッグが誕生したと言われております。今でこそ大型犬の一種としてある程度認知されるようになってきたバーニーズマウンテンドッグですが、近年になるまであまり知られていませんでした。実は、以前はベルン地方の農家を機能するために欠かせない重要なポジションとして活躍していたのですが、近代化が進むにつれ、牧畜犬の需要がなくなり、20世紀初頭には一度絶滅に瀕したことがあったためです。
しかし愛犬家たちの努力によりその危機を免れ、残りの数頭から徐々にその頭数が回復し、今のバーニーズマウンテンドッグという品種が保たれて存在しています。そのため、つい一昔前まではとても珍しい犬種といわれていたのです。

バーニーズマウンテンドッグの性格

バーニーズマウンテンドッグ 性格 飼い方

バーニーズマウンテンドッグの性格は、穏やかで社交的です。基本的にはどの子も素直で飼い主に対して愛情を示し、甘えたがり屋で寂しがり屋のところがあります。しかし少しばかり間抜けな面もあれば、時として頑固でクールという気難しい一面も見受けられます。そんなバーニーズマウンテンドッグ特有ともいえる特徴的な振る舞いが癖になり、愛犬家からは「また犬を飼うならバーニーズマウンテンドッグ」という広くて根強い支持がなされているようです。

バーニーズマウンテンドッグの大きさ・体重

  • 雄64~67cm 41~54㎏
  • 雌58~66㎝ 32~45㎏

あくまで上記は目安ですが、バーニーズマウンテンドッグはゴールデンレトリバーなどに近い体格をしています。しかし、農家の荷引きの仕事を任されていた事からもわかるように、バーニーズマウンテンドッグはたくましい体と骨を持ち、同時に大変力持ちでもあります。そのため、激しい運動をするのが苦手であったり、力に自信のない方には飼育が難しいかもしれません。

バーニーズマウンテンドッグの毛色と毛質

バーニーズマウンテンドッグの毛色は「トライカラー」と呼ばれる黒、茶、白の三色から成り立ちます。眉、四肢、頬、胸などにリッチタン・マーキングと呼ばれる茶色い毛色が入っており、胸に広く、おでこから鼻にかけては一直線状に白い毛色が生え、そのほかは黒毛です。これ以外の毛色は認められていません。そして「ダブルコート」と呼ばれる、寒さから体を守る2重構造の長毛で構成されています。毛は少し癖があるウェーブ状の毛並みをしています。

バーニーズマウンテンドッグの病気と寿命

バーニーズマウンテンドッグには共通して遺伝的な先天性疾患が見られ「短命」になる傾向があるようです。そのため、平均寿命は6歳~8歳といわれているほどです。家庭に迎える際にはそれなりの覚悟と健康面での注意が必要になるでしょう。

バーニーズマウンテンドッグが罹りやすい病気:関節・骨に関わる病気

関節形成不全、汎骨炎、離脱性骨軟骨炎、肥大性骨異栄養症などの骨の病気、特に肘や肩、股などの関節については注意が必要です。

バーニーズマウンテンドッグが罹りやすい病気:ガン

組織球腫、悪性リンパ腫、脂肪細胞腫をはじめとした腫瘍(ガン)は、バーニーズマウンテンドッグの死因として最も多く、2頭に1頭はガンにより死亡しているともいわれています。悪性腫瘍の発症する年齢は平均にして6歳前後といわれており、平均寿命も6歳前後と重なっていることからバーニーズマウンテンドッグが短命であるとされる一要因にもなっているようです。

バーニーズマウンテンドッグのしつけにはある程度のノウハウが必要

バーニーズマウンテンドッグ 性格

上記で示したように、バーニーズマウンテンドッグは素直に甘えてくる反面、意外な所で頑固で融通が利かない所もあります。飼い主からの指示が理解できないときは、吠えて抗議してくることもあるでしょう。また犬の社会性にも関わる生後5~8週目を子犬市場やペットショップで育ってしまった子は、社会性が育たず、極度に人間に対してシャイであったり、攻撃的な面を備わってしまっている可能性もあります。そのため、迎え入れる際には、細心の注意が必要です。子犬のことは小さくて可愛いくても、大人になれば大型犬なので万が一怒らせてしまった場合、大きな怪我や事故に繋がってしまうかもしれません。
そのため、小さい頃からの基礎的なしつけは勿論のこと、決して感情的に怒るのではなく「事務的にタンタンと根気よく教える」事が大切です。一度コツを掴んで覚えさえすれば、コマンドを無視することなく素直に聞いてくれる子が多いので、それまでは飼い主さんの根気強さが必要になります。褒められては伸び、怒ったり叱られたりするとひねくれてしまう傾向にあるので、うまく誘導して褒めていくような形でのしつけを行っていくのが良いでしょう。

バーニーズマウンテンドッグは「家庭犬」として最適

意外かもしれませんが、バーニーズマウンテンドッグは家庭犬として最適な犬種ともいわれています。大きな体からは想像ができないほどフレンドリーな気質であり、飼い主さんにはひと時も離れずピッタリくっついて甘えてくるほど寂しがり屋な性格を備わっています。そういったことから、小さな子どもがいる家庭では子どもにとって最高の遊び相手となってくれることでしょう。
ただし、寂しがり屋な性格がゆえ、留守をしがちな家庭ではなくなるべく誰かが在宅しているようにしてあげましょう。また大型犬は小型犬に比べて、急に体高は成長はするものの体が成熟するまで約1年半と長い期間を要します。その期間は体が大きくなってきても、中身はまだまだ未熟のままなので噛み癖のほかに部屋の中をぶつかりながら走り回ったり、部屋の中にある床や壁などの家具を破壊されたり様々な覚悟と対策が必要になっていくでしょう。

バーニーズマウンテンドッグはその大きな体とダイナミックな動きとは裏腹に、愛情深く、やんちゃで甘えん坊な犬種ともいえます。ちなみに、生まれ故郷であるスイスには、バーニーズマウンテンドッグの生涯を象徴する有名なことわざがあります。
「生後3年で若犬になり、次に3年経ったら良犬。そしてまた3年後には老犬になり、そこから先は神からの贈り物」
バーニーズマウンテンドッグはその短い命の中で、他の犬種では代えられない「独特な愛情」で飼い主さんを包み、きっと家族を幸せにしてくれるのではないでしょうか。

Pocket
LINEで送る

関連記事

記事はありませんでした